子供の死って、なかなか受け入れられないですよね。
そして、このどうしようもない気持ちをなんとかしたいですよね。
辛くて辛くて、生きる意味を失ってしまった方もいるのではないでしょうか。
私は2022年に生後3ヶ月の子供を亡くしました。
生きる意味を失い、どうしようもない気持ちと、辛くて辛くて仕方がなかった当時を振り返り、これを読んでくださっている方にこの一年の私の気持ちと経験を踏まえ、お話したいと思います。
立ち直る必要はあるのだろうか?
そもそも、立ち直る必要はあるのでしょうか?
いきなりこんなことを言って、解決策にならないじゃないか!!
と思われる方もいるかもしれません。
でも、あなたはどうして立ち直りたいと思っているのでしょうか?
- 普通の生活に戻りたい
- いつまでもくよくよしていると亡くなった子供が悲しむ
- この苦しみから逃げ出したいから
- 家族に迷惑をかけているから
このようなかんじでしょうか?
でもきっと、すぐには元の生活には戻れないでしょうし、悲しむこともやめられないでしょうし、苦しみからも逃げられないでしょう。
悲しみは、愛した証であり、悲しみが深いほど辛いと感じると私は思います。
そんなにすぐに立ち直れるような愛だったのでしょうか?
こんなに苦しんでいるということは、それだけ愛が大きかったということだと思います。
だから、私は立ち直る必要はないと思っています。
あなたは頑張っている
子供を亡くすということは、人生で最も辛い経験だといってもいいと思います。
こんなに辛い経験をしたのに、今も生きている。
あなたはそれだけで素晴らしいです。
よく頑張っています。
それだけは忘れないで下さい。
周りに「頑張って」「いつまでもくよくよしない」「早く忘れなさい」などと言われても、気にしないで下さい。
あなたはとても頑張っていますよ。
むしろ少し頑張りすぎじゃないですか?
少し休憩して、おいしいものでも食べてゆっくりしてみて下さい^^
ごはんは食べられていますか?
眠れていますか?
あまり無理をしないで下さいね。
それでも立ち直り方が知りたいなら
それでもこんなに辛い毎日から少しでも抜け出したいと思いますよね。
私が実際に行ったことで効果があったことをお伝えします。
- 記録をとる(私の場合はブログを書いた)
- 同じ様な境遇の方と接する
- 泣きたい時に泣く
- 子供のためにやってあげたいことをやる(自己満足でOK)
記録をとる
私は気持ちを落ち着かせるためと、子供のことをどんなことでも忘れたくなかったので記録をとりました。
日記でもいいですし、私の場合はブログに綴るということをやりました。
入院期間もありましたので、その期間にあったことや医師や看護師さんとの会話のやりとりも綴りました。
ブログだったので、多くの方に見てもらえました。
それは想像していたよりも多くの方に見てもらえ、共感や励ましの言葉を頂けました。
そして、他の方のブログを見るのも心が落ち着きました。
状況は違えど同じような境遇の方も多く、私だけじゃないんだと励みになりました。
同じ様な境遇の方と接する
先ほどのブログでも同じ様な境遇の方と接しましたが、全国で様々な会が行われています。
- 子供を亡くした親の会
- SIDS家族の会
- 自死遺族の集い
- 天使ママの会
他にもまだまだあると思います。
病院でこういったグリーフケアをやっているところもあります。
私も実際に参加したことがあります。
実際に会って話し合う会もあれば、オンラインで開催されていることもあります。
グリーフケアとは・・・
グリーフケア(ぐりーふけあ、grief care)とは、身近な人との死別を経験し、悲嘆に暮れる人を、悲しみから立ち直れるように支援することである。
https://www.kango-roo.com/word/103
泣きたい時に泣く
気持ちは我慢しないで下さい。
我慢すれば我慢するだけ苦しみが長引きます。
状況もあると思いますが、できるなら泣きたい時に泣いて下さい。
立ち直る早道は自分の気持ちに正直に生きること
私はそう思っています。
時間薬は多少は効果はあります。
しかし、長続きはしません。
できるのなら、誰かに相談するのもいいかもしれません。
子供のためにやってあげたいことをやる
亡くなった子供のためになにができるの?
と思われるかのしれませんが、考えたらいろいろあると思います。
私の場合は
- アルバムを作る
- お供え用のお花を育てる
- 遺骨アクセサリーを作る
全部自己満足ですが、これも結構効果がありました。
この中で特によかったのが「遺骨アクセサリーを作る」でした。
遺骨アクセサリーとは故人の遺骨などを納めて、身に着けることができる手元供養ができるアクセサリーのことです。
分骨になるので懸念される方もいるかもしれませんが、私にはとてもよかったです。
出かける時も一緒に行っている気持ちになれますし、いつもそばにいてくれていると思えました。
遺骨アクセサリーを持ち歩くようになってからの気持ちの持ちようはずいぶん変わりました。
ネックレスの方が種類があり、選ぶ方も多いようですが私はこちらのブレスレットにしました。
鞄にもつけられますし、家族誰でも身に着けられるからです。
やりたいことが見つかるとそれに向かって頑張れます。
皆さんに合った方法が見つかるといいですね^^
無理に子供の死を受け入れようとしなくてもいい
大切な人が亡くなると何も考えられなくなりますよね。
- 笑ってはいけない
- 楽しんではいけない
- 私だけが幸せになってはいけない
そんなことは考えなくてもいいんですよ。
今は楽しいことなんて考えられないかもしれませんが、落ち着いてきたら楽しんだりしてもいいんですよ。
きっとお子さんもその方が嬉しいです。
でも、無理に子供の死を受け入れようとしなくてもいいと思います。
受け入れられない自分も本当の自分だから。
私はいまだに子供の死を受け入れていません。
頭ではわかってはいるんですよ。
でも、なんで今ここにいないかもわからないし、なんであの子だったのかもわからないし、なんでなんでなんで……です。
それでも日常生活は送れているし、毎日泣き暮らしているわけでもありません。
毎日子供のことは考えますけどね。
無理をしない。これが一番です。
自分の考え方で変わる
あとは無理やり思い込むことも意外にいけるかもしれません。
私は辛くて辛くてしんどい時、宗教やスピリチュアルにも少し手を出しました。
その中で、自分に都合のいいことだけ受け入れました(笑)
実は私、スピリチュアルや死後の世界など否定的な人だったんです。
そんな私が思い込むようにしたことが
- 死後の世界はある
- 怪奇現象が嬉しい
- いつもそばにいると思う
死後の世界はある
死んだら「無」になると思っていました。
そして、幽霊や死後の世界、天国などはないと思っていました。
でも、それだと自分が死んだ時会えないですよね。
それは困る。
ということで、単純ですが死後の世界は絶対にある!!!!!
そして自分が死んだら会いに行く!!!!!
これを目標に生きています。
ママは頑張って生きたよ。
誇れるような生き方をして、あの子に会いに行きたいと思います(^_-)-☆
だから自ら命を絶ったりはしません。
一日一日が過ぎるたびに、あの子に会える日が近づく。
そう思うと、なんだか頑張れます^^
怪奇現象が嬉しい
誰もいないのに音が鳴ったり、電気が突然消えたり、そういった怪奇現象って一見怖いですよね。
でも私はとっても嬉しいんです(#^.^#)
あ、近くにいるんだなって。
近くにいるとアピールに感じて、私はとても嬉しく思います。
そして返事をしてあげます。
会話ができているようで心が和みます。
いつもそばにいると思う
少しかぶりますが、姿は見えなくてもいつもそばにいると思うようにしています。
その方が気持ち的にも嬉しいですからね^^
いつも見守ってくれているんだなあ。
それだけで救われます。
はたから見るとおかしな人ですが、こう思うだけで気持ちが少し楽になりました。
まとめ
やはり一番は無理をしないことだと思います。
自分なりに落ち着ける方法を見つけて、少しでも楽になれるといいですね。
時には専門家に頼ってもいいと思います。
実際私は子供の入院先の心療内科の先生に話を聞いてもらっていました。
少なからず効果はあると思います。
一人で抱え込まないで下さい。
今回の内容が参考になっていただけたら嬉しいです。
コメント
2月3日に26歳の長男が亡くなってしまいました。3日に倒れてそのまま30分後には亡くなってしまいました。急性肺血栓でした。今夜がお通夜、明日が告別式です。
なんで健康診断させなかったんだろう、自責の念でいっぱいです。
今は気が張ってるから頑張れるけど、みんなが帰り、いつもの生活に戻ることを考えると、毎日どうやって過ごせばいいのかわかりません。明日が最後になる、顔を見れる最後の日になる、信じられないけど、別れの日は迫っています。
悔しい、残念、悲しい、どうやって暮らしていけばいいのかわかりません。
高田さん
コメントありがとうございます。
そしてお返事が遅くなり、すみませんでした。
息子さんのこと、突然のことでびっくりしましたよね。
何が起こったのかわからず、気持ちも追いついていないかもしれません。
辛かったですね。
お通夜に告別式、とてもがんばりましたね。
全てが終わった今が一番つらいかもしれません。
毎日毎日子供のことを考え、何かしてあげればよかった…
そんなことばかり考えます。
でも、あまりご自分を責めないで下さいね。
もし、健康診断をしていてもわからなかったかもしれないですし、間に合わなかったかもしれないですし、息子さんが受けなかったかもしれません。
誰も悪くないです。
自分をせめたくなる気持ちは痛いほどわかります。
わかるからこそ、自分を責めないであげてほしいです。
これを見てくれているということは、高田さんは今、必死に頑張っているんですね。
ご飯は食べられていますか?
眠れていますか?
今、ものすごくしんどいかもしれません。
できるときは休んでくださいね。
とても心配です。